米スポーツ界に広がる「勝つために必要な大麻」容認の姿勢
米国では今年6月、3人制バスケットボールの「BIG3」が国内のプロスポーツリーグとして初めて、選手たちに痛みや炎症の緩和を目的としたカンナビジオール(CBD)の使用を許可したことを明らかにした。
非精神作用物質のCBDは、大麻に含まれる化学物質のカンナビノイドの一つ。別のカンナビノイドであるテトラヒドロカンナビノール(THC)のように多幸感を生じさせることはないため、選手らを“ハイに”させることなく、痛みを軽減することができる。さらに、抗炎症性作用もあると考えられている。
(※この記事掲載時は2018年です)
引用元:https://forbesjapan.com/articles/detail/22659
Forbes JAPANより
こんにちは、Lily Steamの大久保です。
このForbes JAPANの記事、数分で読めるのでお時間のある方はぜひ読んでみてください。
アメリカの現在の世間一般の大麻事情を端的に表しているような気がしますね。
いちはやく医療用・嗜好用大麻を認可したコロラド州では、予測を大幅に上回る売り上げとなり初年度よりアルコールを超える税収になったとか。それだけ潜在的な需要がすでにあったということですね。
また、当然規制されている近隣の州からも人が集まったでしょうし、
2015年には医療用大麻だけで約45億1千万円もの税収となり、そのほとんどは学校建設の基金へ割り当てられ、一部は地元のコロラド州立大学への進学を希望する高校生のための奨学金制度資金となったそうです。
身体が資本のスポーツ選手に痛み止め薬や抗炎症薬のよりナチュラルな代替品として浸透していくCBD。大麻そのものへの考え方が大きく変化していく今、一足先に人々の生活に馴染みそうです。
早ければ今年の3月に、WHOによる大麻における麻薬指定の再審査の方向性が発表されますが、今後もこのような規制緩和および容認の流れが続くといわれています。